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「遊び半分」の書評~何しろ面白くて懐かしく、暖かくて、どこか励まされる

書籍「福祉の深層海流」の著者、永山誠先生より『遊び半分』の書評が届きました。


遊び半分 

<遊びの文化学>研究の開拓

  ―薗田碩哉著『遊び半分』(2023)を読む―

                  永山 誠(元昭和女子大学大学院特任教授)


 子育てに迷う父母が読んだら”軌道修正”のヒントがあり、「学校なんて面白くない」と決め込んでいる小中高生が読めば“私も何か考えてみようっと!”と思わせる内容です。


 私たちには興(きょう)があります。行動を起こすときのきっかけや感情の高まりのことです。薗田碩哉著『遊び半分』(2023)はその興を起こさせます。何しろ面白くて懐かしく、暖かくて、どこか励まされます。心が解きほぐされるからでしょう。


 『遊び半分』は、レクレーション博士が50年間幼児教育に携わり書き上げた内容は、キーワードをひろってみると<“遊び”のエンサイクロぺディア>風です。50年間も子どもといっしょに遊んでいると年を重ねるごとに子どもの味方になるのか、こどもの心に共鳴・共振するあたたかな文章なので<“遊び半分”の生き方>の薬効はてきめんです。


 熟読すればするほど、福祉や教育の現場記録やレポート書き方、研究論文を書くときの課題探しや研究方法を決めるうえで参考になることがわかります。福祉とは?教育とは?文化とは?あるいは、歌う、描く、跳ね回る、をどのような角度から研究したらよいか、その導きの糸になりましょう。


 一言ではいえない、不思議な光を放つ作品です。


全文はPDFをダウンロードすると読むことができます。




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