5月11日(土)、マブーこと馬渕正彦さんの歩き方教室を開催しました。
今回の会場は、調布市文化会館たづくりの和室、百日紅と、たづくり周辺です。
まずは、手指や足指のバネの重要性を座学で学び、畳の上で裸足になって練習。その後、屋外で、バネを使うことを意識しながら歩きました。
今回は、3人と少数精鋭となりましたが、春の強風が吹くなか、みなさん元気に練習していました。
内容
講義(和室)
1、「手指や足指のバネの重要性とそれを向上させる方法」
ラバー歯ブラシでのブラッシングや、野球のスローイングなどを例にして。
歩きや走りの最終局面で使っている足指は2~4本です。だからと言って、それらの指を鍛えれば速くなるというものではありません。全身のバネ、しなやかさ、スピードを指に凝縮させることが必要です。
また、その指(体の末端)を意識してしまうと、動きが硬くなりリラックスできません。このようなことをポイントに練習しました。
2、和室での練習
・体操とストレッチ、基本の運動。
・脚振りと腕振りをスイングとスナップを重視して。振り戻しからのスピードアップを心掛ける。
・ワニ歩き、カニ歩き。
・手指で座布団やタオルを引っかく(後ろに飛ばす)運動。
3、屋外での練習
・キック最終局面では、足指に全体重を乗せるつもりで腰を高く。
・スロープからの大股早歩き。伸び伸びと大きく速く。
・ゴムベルト歩き。
・スロープの往復歩き。緩い登坂でも大股に速く歩く。
参加者の感想(抜粋)
・1,2,3のリズムで歩くことによって、力をぬいてテンポよく自然に歩くことができた。
・人数が少なかったので、みっちり歩き方を見てもらって、アドバイスをもらえたので良かった。
膝をどのタイミングでまっすぐにして、どこで力をゆるめて振り子にするのかわかっていなかったが、今日はだいぶ歩いたので、何となく感じがつかめたようです。
・寒暖差が激しいので、体調管理が難しかったのですが、今日の運動で不調の兆しが払拭できたようです。
体を動かすこと、歩くことが何より大切ですね。夏に向かって元気に過ごしていきたいです。
馬渕の感想
講義をすることで、体の使い方や各部の連携仕組みが、今までに比べてよく分かったのではないでしょうか。
「部分的な動きにとらわれたり、静止画像としてのイメージにこだわったり」しないでください。すべては、全体が一時も止まることのないリズミカルな流れの中で進行しています。
今回は参加者が少なかったので、根本的なことを説明することができました。ぜひ、通勤時はもちろん、日々の生活の中で意識しながら歩いてほしいです。
スタッフ・伊藤
今回は、3名と参加者が少なかったことで、かなり濃い内容になりました。その分、運動量も上がったようです。外では、強風の中、追い風や向かい風を感じながら歩きました。外で歩くと、季節も感じられていいですね。
次回は、6月8日(土)です。
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